トップページのよくある失敗10選と直し方!問い合わせが来ない原因はここにあった
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企業の顔であるトップページが、訪問者を逃がしていませんか?
ホームページを制作したのに「問い合わせが全く来ない」「アクセスしてもすぐに離脱されてしまう」そんなお悩みを抱えていませんか。
実は、その原因の多くはトップページにあります。
トップページは企業サイトの「顔」であり、訪問者が最初に目にする場所です。
わずか数秒で「この会社は信頼できるか」「自分の求めている情報があるか」を判断されてしまうのです。
どれだけ良いサービスを提供していても、トップページで失敗していれば、その魅力は伝わりません。
この記事では、企業サイトのトップページでよくある失敗を10個ピックアップし、それぞれの具体的な直し方をご紹介します。
ホームページ制作を検討している経営者の方はもちろん、すでにサイトをお持ちの方も、ぜひチェックしてみてください。
トップページの失敗が企業にもたらす深刻な影響
トップページの失敗は、単に「見た目が悪い」という問題では終わりません。
訪問者の離脱率が上がれば、せっかくの集客努力が水の泡になります。
広告費をかけてアクセスを集めても、トップページで離脱されてしまえば、問い合わせや売上につながることはありません。
さらに、古いデザインや情報が整理されていないページは、企業の信頼性そのものを損ないます。
「この会社、本当に大丈夫かな」と思われてしまったら、競合他社に顧客を奪われてしまうでしょう。
だからこそ、トップページの失敗は早急に改善する必要があるのです。
失敗1:テキストが多すぎて読む気が失せる
よくある状態
トップページに会社の説明や事業内容、理念などをびっしりと文字で埋め尽くしているサイトがあります。
「しっかり説明しなければ」という想いから、ついつい情報を詰め込んでしまうのです。
しかし、訪問者は長文を読む気力も時間もありません。
なぜこれが失敗なのか
文字ばかりのページは視覚的に圧迫感を与え、訪問者に「読むのが大変そう」という印象を与えます。
特にスマートフォンで閲覧した場合、延々とスクロールしなければならない状態は大きなストレスです。
結果として、内容を読まずに離脱されてしまいます。
今すぐできる直し方
情報を取捨選択し、本当に伝えるべきことだけを残しましょう。
キャッチコピーは短く、インパクトのある言葉でまとめてください。
詳細な説明は、トップページではなく専用の下層ページに誘導する形にすれば、情報を整理できます。
また、余白を十分に取り、視覚的に読みやすいレイアウトを心がけることが重要です。
失敗2:画像が多すぎてページが重い
よくある状態
「見た目を華やかにしたい」という想いから、高解像度の画像をたくさん配置しているサイトがあります。
スライドショーやアニメーションを多用し、動きのあるページにしようとするケースも見られます。
なぜこれが失敗なのか
画像が多すぎると、ページの読み込み速度が遅くなります。
訪問者は3秒以上待たされると離脱する傾向があるため、表示速度の遅さは致命的です。
特にスマートフォンでは通信環境によって読み込みがさらに遅くなり、ユーザーにストレスを与えます。
また、画像ばかりで肝心の情報が伝わらないという本末転倒な状態にもなりかねません。
今すぐできる直し方
画像は必要最小限に絞り込み、ファイルサイズを圧縮して軽量化しましょう。
メインビジュアルは1枚に絞り、スライドショーは本当に必要か再考してください。
画像だけでなく、テキストでも情報を補完することで、読み込み速度を改善しながら伝えたい内容をしっかり届けられます。
失敗3:色がバラバラで統一感がない
よくある状態
「目立たせたい」という意図から、赤、青、黄色、緑など、多くの色を使ってしまっているサイトがあります。
ボタンやテキスト、背景の色がページ全体で統一されておらず、カラフルすぎる印象を与えています。
なぜこれが失敗なのか
色がバラバラだと、訪問者は「どこを見ればいいのか分からない」と混乱します。
視線の誘導ができず、重要な情報が埋もれてしまうのです。
また、色の使いすぎは企業のブランドイメージを損ない、「素人っぽい」「信頼できない」という印象を与えてしまいます。
今すぐできる直し方
配色はベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色を基本にしましょう。
メインカラーは企業のコーポレートカラーやロゴの色を基準に選び、アクセントカラーは問い合わせボタンなど、特に目立たせたい箇所にだけ使います。
色数を絞ることで、統一感が生まれ、プロフェッショナルな印象を与えられます。
失敗4:何の会社か一目で分からない
よくある状態
おしゃれなデザインや抽象的なキャッチコピーばかりで、「何をしている会社なのか」が伝わらないサイトがあります。
トップページに会社の事業内容やサービスの説明がなく、訪問者が探し回らなければならない状態です。
なぜこれが失敗なのか
訪問者は数秒で「このサイトは自分に関係があるか」を判断します。
何の会社か分からなければ、「自分には関係ない」と判断され、すぐに離脱されてしまいます。
特にBtoB企業の場合、具体的な情報がなければ、検討の土俵にすら上がれません。
今すぐできる直し方
ファーストビュー(スクロールせずに見える範囲)に、「誰に・何を提供している会社なのか」を明確に記載しましょう。
例えば「中小企業向けのITコンサルティング」「地域密着型の建設会社」など、具体的な表現を使います。
キャッチコピーは抽象的な言葉ではなく、訪問者にとってのメリットや変化を伝える内容にしてください。
失敗5:スマートフォンに対応していない
よくある状態
パソコンでの閲覧を前提に制作されており、スマートフォンで見ると文字が小さすぎたり、横スクロールが必要だったりするサイトです。
ボタンが小さくてタップしにくい、画像が画面からはみ出すといった問題も発生します。
なぜこれが失敗なのか
現在、多くの訪問者がスマートフォンからアクセスしています。
スマホ対応していないサイトは非常に見づらく、操作しづらいため、ほとんどの訪問者が即座に離脱します。
また、Googleはモバイルフレンドリーなサイトを優遇するため、SEO上も不利になります。
今すぐできる直し方
レスポンシブデザインを採用し、どのデバイスでも快適に閲覧できるようにしましょう。
文字サイズ、ボタンの大きさ、余白などをスマートフォンでも見やすく調整してください。
制作会社に依頼する際は、必ずスマホ対応を条件に含めることが重要です。
失敗6:問い合わせフォームがどこにあるか分からない
よくある状態
問い合わせボタンが小さくて目立たない、またはページの最下部にしかなく、訪問者が見つけられないサイトがあります。
「お問い合わせはこちら」のリンクがメニューに埋もれていて、どこからアクセスすればいいのか分かりにくい状態です。
なぜこれが失敗なのか
せっかく興味を持ってくれた訪問者が、問い合わせ方法が分からず諦めてしまいます。
問い合わせまでの導線が複雑だと、それだけで機会損失につながるのです。
「分かりにくいなら、他の会社に頼もう」と思われてしまっても仕方ありません。
今すぐできる直し方
問い合わせボタンは、トップページの複数箇所に設置しましょう。
ファーストビュー、ページ中央、ページ最下部など、訪問者がどこにいても目に入る位置に配置します。
ボタンは大きく、色をアクセントカラーにして目立たせてください。
「今すぐ無料相談」「お気軽にお問い合わせください」など、行動を促す文言を添えるとより効果的です。
失敗7:更新が止まっていて古い印象を与える
よくある状態
「お知らせ」や「新着情報」の最新記事が数年前のままになっているサイトがあります。
写真や事例紹介も古く、「このサイト、今も営業しているのかな」と不安を与えます。
なぜこれが失敗なのか
更新されていないサイトは、「この会社は活動していないのでは」「対応が遅いのでは」という不信感を抱かせます。
特に競合他社と比較検討している段階では、古いサイトというだけで選択肢から外されてしまいます。
情報鮮度はSEOにも影響するため、検索順位の低下にもつながります。
今すぐできる直し方
最低でも月に1回は新しい情報を追加しましょう。
お知らせがない場合は、ブログ形式でお役立ち情報やコラムを発信する方法もあります。
更新が難しい場合は、いっそのこと「お知らせ」欄を削除し、常に最新に見えるデザインにするのも一つの手です。
失敗8:デザインが古くて信頼感がない
よくある状態
10年以上前に制作したままのデザインで、レイアウトがバラバラ、フォントが読みにくいサイトです。
グラデーションや影が強すぎる装飾、時代遅れの配色が目立ちます。
なぜこれが失敗なのか
古いデザインは「時代に取り残されている会社」という印象を与えます。
訪問者は無意識のうちに、サイトのデザインから企業の姿勢や技術力を判断しているのです。
古臭いサイトでは、どれだけ優れたサービスを提供していても、その価値が正しく伝わりません。
今すぐできる直し方
リニューアルを検討し、シンプルで洗練されたデザインに刷新しましょう。
余白を効果的に使い、フォントは読みやすいものを選びます。
最新のトレンドを取り入れつつも、自社のブランドイメージに合ったデザインにすることが重要です。
失敗9:他社との違いや強みが伝わらない
よくある状態
「高品質」「低価格」「迅速対応」など、どの会社でも言えるような抽象的な表現ばかりが並んでいるサイトです。
具体的な実績や数字、独自のサービス内容が記載されていません。
なぜこれが失敗なのか
訪問者は複数の会社を比較検討しています。
他社と同じような内容しか書かれていなければ、「どこに頼んでも同じ」と判断され、選ばれることはありません。
差別化ポイントが伝わらなければ、価格競争に巻き込まれるだけです。
今すぐできる直し方
自社の強みを具体的な数字や事例で示しましょう。
「導入実績500社以上」「顧客満足度95%」「平均納期3日」など、定量的なデータを盛り込みます。
お客様の声や導入事例を掲載し、他社にはない独自の価値を明確に伝えてください。
失敗10:情報が整理されておらず見づらい
よくある状態
サービス内容、会社概要、採用情報など、すべての情報がトップページに無秩序に並んでいるサイトです。
どこに何があるのか分からず、訪問者が迷子になってしまいます。
なぜこれが失敗なのか
情報が整理されていないページは、訪問者に大きなストレスを与えます。
「探すのが面倒だから、他のサイトを見よう」と離脱される原因になるのです。
ナビゲーションが分かりにくいサイトは、ユーザビリティが低く、SEO評価も下がります。
今すぐできる直し方
情報を適切にカテゴリ分けし、階層構造を整理しましょう。
グローバルナビゲーション(メニューバー)を設置し、訪問者が迷わず目的の情報にたどり着けるようにします。
トップページには全体の概要を示し、詳細は各ページに分けて掲載する構成にしてください。
トップページ改善のための3つのアクション
1. まずは現状をチェックする
自社のトップページが上記の失敗に当てはまっていないか、客観的に確認しましょう。
家族や社員など、第三者に見てもらい、率直な意見をもらうことも有効です。
スマートフォンでの表示も必ずチェックしてください。
2. 優先順位をつけて改善する
すべてを一度に直すのは難しいかもしれません。
問い合わせが来ない原因として最も大きいと思われる部分から、優先的に改善していきましょう。
特にスマホ対応と問い合わせ導線の改善は、即効性が高い施策です。
3. プロに相談する
自社だけでは判断が難しい場合は、ホームページ制作会社に相談してみてください。
プロの視点から課題を洗い出し、効果的な改善策を提案してもらえます。
リニューアルを検討する際は、複数の制作会社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
まとめ:トップページを改善して、成果の出るサイトへ
トップページの失敗は、企業にとって大きな機会損失をもたらします。
しかし、ここでご紹介した10の失敗例を改善すれば、訪問者の離脱を防ぎ、問い合わせや売上の増加につなげることができるのです。
「テキストが多すぎる」「色がバラバラ」「スマホ対応していない」といった失敗は、決して珍しいものではありません。
多くの企業サイトが同じような課題を抱えています。
だからこそ、今すぐ改善に取り組めば、競合他社よりも一歩先を行くことができますよ。
トップページは企業の顔です。
訪問者に「この会社に相談したい」と思ってもらえるページを目指しましょう。
まずは自社サイトをチェックし、できるところから改善を始めてください。
必要であれば、ホームページ制作の専門家に相談し、プロの力を借りることも検討しましょう。
成果の出るトップページで、ビジネスを成長させていきませんか。