ホットペッパーからの脱却!ホットペッパー掲載をやめて集客する方法とは?
美容室やサロン、整体院など、さまざまな店舗が集客のためにホットペッパーを活用しています。
しかし、掲載費の高騰や価格競争の激化により、「本当にこのままでいいのか?」と悩んでいる方も少なくないでしょう。
毎月の広告費を払い続けても、中々利益が上がらないことも・・・
では、ホットペッパーをやめても本当に集客できるのでしょうか?
答えは「YES」です。
今回は、ホットペッパーを脱却して集客する具体的な方法を詳しくご紹介します。
ホットペッパーの掲載をやめたいと思ってる店舗は必見です!
なぜホットペッパーからの脱却が必要なのか?
そもそも何故ホットペッパーから脱却したいという店舗が増えているのでしょうか。
掲載のメリットとデメリットを考えてみましょう。
ホットペッパー掲載のメリットとデメリット
メリット
一番のメリットはやはり知名度が高く、新規顧客を獲得しやすいところでしょう。
CMなどの露出も多いので、知名度が無い店舗でも掲載すれば新規集客が期待できます。
また、予約管理システムも利用できるので、顧客管理などもしやすい仕組みが整っています。
そう考えると、新規集客を強化したい店舗からすると魅力的な広告媒体にはなりますね。
デメリット
ただ、デメリットの方が大きいと考える店舗も増えています。
一番のデメリットは掲載費が高額で利益を圧迫してしまうということです。
掲載費用自体も徐々に上がっていき、ここ5~10年で金額が跳ね上がっているので、掲載当初より集客数は変わってないのに掲載費用が高くなってる店舗も非常に多いのです。
また、クーポンサイトなので価格競争に巻き込まれやすいので、どうしても客単価も下がります。
そしてこれはクーポンサイトなので仕方ないのですが、クーポン目当ての新規顧客が非常に多いのでリピート率が低いのです。
クーポンハンターと呼ばれるユーザーは、新規クーポンを使っていろんな店舗を利用しているので、そもそも正規の金額を支払ってリピートする気がないのです。
新規は安く利用してもらい、リピートで利益を確保するビジネスモデルの店舗がほとんどなので、これでは掲載してる意味があまり無くなってしまいますよね。
このような特性を持っている広告媒体なので、ホットペッパー掲載をやめると集客が激減してしまう為、利益がほとんど残らなくても掲載をせざるを得ないというのが実情なのです。
では、ホットペッパーを脱却して集客するにはどうすれば良いのでしょうか?
ホットペッパーに頼らず集客するための基本戦略
ホットペッパーの掲載をやめても集客を維持し、さらには増やしていくためには、明確な戦略が必要です。
ここでは、基本となる3つのポイントを解説します。
ターゲットを明確にする
ホットペッパーでは、多くのサロンが似たような価格帯・サービスで競争しているため、価格の安さが選ばれる要因になりがちです。
しかし、自社で集客する場合、価格競争から抜け出し、「自分のサロンに本当に来てほしいお客様」を明確にすることが重要です。
ターゲット顧客を具体化する
ぼんやりと「こんな人に来てほしい」と考えてる方は多いですが、もっと具体化することが重要です。
具体的に年齢は何歳で、男性か女性か、またやどういう悩みを持っているか、など人物像が見えるまで落としこむことがとても大切なのです。
競合との差別化を明確にする
「うちのサロンにしかない強みは何か?」と考えて、強みを押し出す事が重要です。
例えば美容院であれば、ヘアカラーの特色を出したり、ヘッドスパに強みを持っている、くせ毛に特化しているなどです。
整体や整骨院であれば、スポーツの怪我専門や交通事故の後遺症専門、または特定の部位が得意だと打ち出す、などです。
このような明確なターゲット設定を行うことで、広告なしでも「求めているお客様」に見つけてもらいやすくなります。
リピーターを増やすことが最優先
ホットペッパーは、新規顧客の獲得には適していますが、リピート率が低く、常に新しい顧客を獲得し続ける必要があります。
そのため、広告に頼らない経営をするには、既存顧客のリピート率を高めることが最優先です。
リピーターを増やすためのポイント
施術後にLINEやDMでフォローアップを行い、次回予約を促す仕組みは必須です。
ホットペッパーで新規の集客がたくさん来ている時から必ず行うべきです。
また、顧客の好みや過去の施術履歴を記録し、パーソナライズした接客も出来るならした方が良いです。
こういった取り組みでリピーターが増えると、安定した売上を確保でき、広告費に頼らずに経営できる体制が整います。
価格競争を避け、サロンの価値を伝える
ホットペッパーでは「安い」「お得なクーポンがある」ことが重要視されがちですが、自社での集客では「価格よりも価値を伝えること」が成功のカギとなります。
価値を伝える方法
サロンのコンセプトを明確にし、ターゲット層に響くブランディングを行うことが重要です。
これは前述した競合との差別化にも近いのですが、どういう強みを持った店舗なのかを分かりやすく伝えることが必要なのです。
その為には、施術の流れやこだわりをSNSやブログで発信し、サービスの価値を理解してもらいましょう。
また、通常メニュー以外に、高単価メニューや特化型メニューを作り、価格ではなく「質」で選ばれるサロンを目指していきましょう。
価格ではなく「このサロンに行きたい」と思われる工夫をすることで、安定した顧客基盤を築くことができますよ。
ホットペッパーに頼らない具体的な新規集客方法
ホットペッパーに頼らない集客を実現するためには、複数のチャネルを活用し、それぞれの強みを活かすことが重要です。
実践的な集客方法を詳しく解説します。
SEO対策を強化する
SEOが重要というのは、一度は耳にしたことがあると思います。
SEOというのは検索エンジン対策で、自社のサイトを検索上位に持っていく施策のことです。
以前は被リンクといって、色んなサイトからリンクを集めてgoogleに対して良いサイトだと認識させて上位表示させる手法が多かったですが、今これをやると効果が無いどころか、むしろ悪質なサイトと認識され検索に表示されなくなります。
ではどのようにSEO対策を行えば良いかというと、一言で言うとサイトの質を上げることです。
ユーザーが見たいと思えるコンテンツを掲載したサイトにするということなのですが、「じゃあどうやって??」って思われると思います。
実際にサイトの質を上げるというのは簡単な事ではないので、最適な方法としては、関連した記事を書くことです。
例えば美容院であればヘアカラー関連や髪の悩み関連、整体や整骨院であれば肩こりや怪我についての記事などです。
こういった記事をしっかり書くことで、記事の検索順位が上がっていき、そこからの流入が望めたり、結果的にサイト全体の順位も上がっていきます。
ただ、1~2記事書いたぐらいでは高い効果は望めないので、しっかり定期的に記事を書くことが重要となります。
Googleマップ(MEO対策)の活用
MEO対策を行いGoogleマップ内での順位が上がることで、新規顧客の獲得につながります。
MEO対策のやり方としては、まず重要なのがGoogleビジネスプロフィールを最適化することです。
正しい店舗情報(営業時間、住所、電話番号)を入力し、高品質な店内写真や施術のビフォーアフターなどを掲載しましょう。
店舗概要に、適切なキーワードを含めることも忘れずに。(「地域名+美容院」「地域名+ネイルサロン」など)
また、投稿機能を活用し、最新のキャンペーンや情報を定期的に更新することも重要です。
そして一番重要だと言われているのが、口コミを増やすことです。
来店したお客様に、自然な形でレビューをお願いしましょう!(例:「お店の感想をGoogleに書いていただけると嬉しいです!」)
口コミを書いてくれたお客様に特典をプレゼントするのも有効ですよ。(割引、トリートメントサービスなど)
悪い口コミをされることもあると思いますが、返信を欠かさず行い、良い口コミを増やす努力をしましょう。
このようなことを継続していけば、エリア内での順位が上がっていき、新規集客に繋がっていきます。
SNSの活用
SNSの運用が上手くいけばホットペッパー以上に集客することも可能となります。
ただ、その分難易度も高いです。
ですので、運用代行の会社に任せるという手段もありますが、全て任せると月に何十万円もかかることもあるので、オススメはしません。
また、SNSは中途半端に始めるのが一番良くないので、しっかりと出来る体制を固めてから開始しましょう。
SNSを開始する際には以下のポイントに気を付けて運用しましょう。
Instagram運用のポイント
ビフォーアフター写真を投稿し、技術力の高さをアピールしましょう。
また、施術の様子やサロンの日常、お客様の声やQ&Aを投稿することで、ユーザーが不安に思ってることを事前に解消することが大切です。
LINE公式アカウントの活用方法
1対1のトーク機能を活用し、個別対応を強化しましょう。
また、クーポンやお得情報を配信し、リピーターや休眠ユーザーの掘り起しをしましょう。
このあたりは最近LINE関連のツールが増えているので、それらを活用した方が便利ですよ!
新規集客に欠かせないクオリティの高いホームページ
ホットペッパーに依存している店舗はホームページを軽視しがちですが、ホットペッパーをやっていてもやっていなくても、クオリティの高いホームページは必須です!
集客におけるホームページの重要性
ホットペッパーに掲載していても、ユーザーは気になった店舗のホームページを見ることはよくあります。
ですので、その際にホームページのクオリティが低ければ、せっかくホットペッパー経由で興味もったユーザーを取りこぼすことになるのです。
店舗の方はホームページから予約が入らないから軽視しがちなのですが、ホットペッパーを掲載している場合、
ホットペッパー → ホームページ → ホットペッパー
という流れでユーザーは遷移し、最終的にホットペッパーから予約が入るので、ホームページが見られてないと誤解しているのです。
ですのでホットペッパーの効果を最大化する為にも、ホームページは重要なのです。
また、ホットペッパーの掲載をやめた場合は、ホームページの重要性は跳ね上がります。
前述したSEOやMEO、SNSなどによって自社に興味持った受け皿がホームページになるのです。
インスタ集客が非常にバズッた場合は、インスタだけで完結できることもありますが、それは本当に稀です。
ですので、SEOやMEOで自社サイトに訪れたユーザーをしっかり来店に繋げるには、ホームページを効果的に活用していく必要があるのです。
ホームページに必要なコンテンツ
では、どのようなコンテンツを用意すれば良いかというと、パッと見て分かるサイトが重要です。
伝えたいことがたくさんありすぎて、文字が多いサイトがありますが、ほとんど読まれないのが実情です。
ですので、写真や動画ですぐに伝わることが大切なのです。
施術のビフォーアフターなどが一番目を引くコンテンツになります。
また、お客様のリアルな口コミや体験談を掲載することで、新規顧客の不安を解消することも有効です。
このようなコンテンツを見て興味を持ったユーザーを来店に繋げる為、自社で予約を受け付ける仕組みを整えましょう。
無料で使える予約ツールもたくさんありますので、それらを有効に活用しましょう!
LINEで予約を受け付けるのも、ユーザーのハードルを下げられるので効果的ですよ!
このようにホームページで来店に繋げる仕組みが構築できれば、ホットペッパーの掲載をやめても新規集客をすることが出来ますので、ホームページは力を入れて作りましょう!
ホットペッパーの掲載をやめるためのロードマップ
ホットペッパーをやめる際には、段階的に計画を立てることが重要です。
いきなり掲載をやめてしまうと、集客が急激に落ち込むリスクがあるため、以下のステップで慎重に移行しましょう。
1. 既存顧客を囲い込む
ホットペッパー経由のリピーターには、次回予約をLINEや自社予約システムで促しましょう。
そうすることで、ホットペッパーのクーポン依存の顧客を減らし、適正価格でのリピートを増やすことができます。
自社予約のユーザーには、特別な特典を付けても良いと思います。
また、来店時にLINE公式アカウントへ誘導し、リピーターとして管理できるようにしましょう。
2. 新規集客のチャネルを増やす
SEO対策やMEO対策を強化して、新規の集客源を増やしましょう。
また、InstagramなどのSNSを活用し、自社の強みや施術事例を発信し、すぐに来店に繋がらなくてもファンを増やしておくことも重要です。
受け皿となるホームページの新規作成やリニューアルは済ませておいた方が良いですよ。
3. 広告費を段階的に削減する
1と2が徐々に効果が出てきたら、ホットペッパーをの掲載をいきなりやめるのではなく、徐々にプランを縮小して広告費を抑えていきましょう。
例:プレミアムプラン → スタンダードプラン → 無料プラン → 完全撤退
その間に自社集客の基盤を整え、ホットペッパーの集客依存度を減らしていくことが重要です。
まとめ:ホットペッパーなしでも集客は可能!
集客施策を実施した後は、定期的に分析を行い、効果が出ているかを確認することが大切です。
SNSの反応、Googleマップの閲覧数、予約経路のデータを活用し、最適な方法を模索し続けましょう。
ホットペッパーがなくても、適切な戦略を実行すれば十分に集客は可能です。
大切なのは、自社の強みを活かし、顧客にとって魅力的なサロンであり続けることです。
ホットペッパーに頼らない集客方法を確立し、サロン経営をより自由で安定したものにしていきましょう!
このような流れでホットペッパー依存を脱却してる店舗が増えているので、ホットペッパーの掲載をやめたいと思ってる方は是非参考にしてみてください!