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GA4とGTMで実現する電話計測・フォーム計測の完全ガイド!初心者でも分かる設定手順とトラブル解決法

【2026年最新版】GA4とGTMで実現する電話計測・フォーム計測の完全ガイド!正確なコンバージョン把握でWebマーケティングを加速させましょう

Webマーケティングで成果を最大化するには、電話での問い合わせやフォーム送信といった重要なコンバージョンポイントを正確に計測することが欠かせません。

しかし「電話問い合わせがどの広告から来ているか分からない」「フォーム送信の計測が正しくできているか不安」「GA4での設定方法が複雑すぎる」といった悩みを抱えているWeb担当者の方も多いのではないでしょうか。

実際、2024年11月以降のGoogleアップデートにより、従来のGA4単体での電話計測が機能しなくなるケースも発生しており、最新の対応方法を理解することがますます重要になっています。

この記事では、GA4(Googleアナリティクス4)とGTM(Googleタグマネージャー)を活用した電話計測・フォーム計測の設定方法を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。

「GTMを使わずGA4だけで設定する方法」と「GTMを使った高度な設定方法」の両方を紹介しますので、あなたのスキルレベルや環境に合わせて選択できますよ。

実際の画面を参考にしながら、ステップバイステップで進められる構成になっていますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

なぜ今、電話計測とフォーム計測がWebマーケティングに不可欠なのか

まず、電話計測とフォーム計測がなぜこれほど重要視されているのかを理解しておきましょう。

見えないコンバージョンが広告費の無駄遣いを生んでいる

多くの企業では、Webサイト経由の電話問い合わせが月に何十件もあるにもかかわらず、それらがどの広告やページから発生したのかを把握できていません。

例えば、Google広告に月30万円を投資していて、Webサイトには月50件の電話問い合わせがあるとします。

しかし計測していない場合、そのうち何件がGoogle広告経由なのか、あるいは自然検索からなのかが全く分かりません。

電話計測とフォーム計測を適切に設定することで、初めてこれらの「見えないコンバージョン」が可視化され、投資対効果の正確な判断が可能になるのです。

GA4のコンバージョン計測とキーイベント設定の基礎知識

GA4では、2024年3月に「コンバージョン」という用語が「キーイベント」に変更されました。

この変更は、Google広告の「コンバージョン」と区別するためのものです。

GA4では、ユーザーの行動すべてを「イベント」として計測し、その中で特に重要なイベントを「キーイベント」として設定します。

電話のタップやフォーム送信も、このイベント計測の枠組みの中で管理されるため、まずはイベントを正しく設定し、それをキーイベント(コンバージョン)として登録するという二段階のプロセスが必要になりますよ。

BtoB企業とBtoC企業で異なる計測の優先順位

電話計測とフォーム計測の重要度は、ビジネスモデルによって異なります。

BtoB企業では、リード獲得が最重要指標となるため、問い合わせフォーム送信や資料ダウンロード、電話問い合わせなどの計測が必須です。

一方、店舗ビジネスやサービス業では、電話予約が主要なコンバージョンポイントとなるケースが多く、電話番号のタップ計測が特に重要になります。

ECサイトでは購入完了のサンクスページ計測が中心ですが、問い合わせ対応も重要な接点となるため、フォーム計測も欠かせません。

あなたのビジネスにとってどの指標が最も重要かを明確にしてから、設定を進めていきましょう。

【重要】2024年11月以降の変更点とGA4電話計測の最新対応方法

電話計測の設定を始める前に、必ず知っておくべき重要なアップデート情報があります。

GA4単体での電話タップ計測が機能しなくなった背景

2024年11月以降、Googleのサイレントアップデートにより、GA4の管理画面だけで設定していた電話タップ計測が正常に動作しなくなるケースが報告されています。

これまでGA4の拡張計測機能やカスタムイベント機能だけで電話タップを計測していた場合、データが取得できなくなっている可能性があります。

この問題に対応するため、現在はGTM(Googleタグマネージャー)を使った計測設定が推奨されています。

ただし、GA4だけでも設定可能な方法は存在しますので、本記事では両方のアプローチを詳しく解説していきますよ。

GTM導入のメリットとGA4のみで設定する場合の選択基準

GTMを導入すべきか、GA4の管理画面だけで設定すべきかは、あなたの状況によって異なります。

GTM導入が推奨されるケース

GA4以外にも複数の計測タグを管理している

今後、ヒートマップツールやMA(マーケティングオートメーション)ツールなどを導入予定

複雑な計測条件(特定のページでのみ電話計測など)を設定したい

計測設定の変更を頻繁に行う必要がある

GA4管理画面のみで十分なケース

GA4以外のツールを使う予定がない

計測したい項目が少ない(電話とフォームのみなど)

シンプルな設定で十分

GTMは確かに高機能ですが、設定が複雑になり管理が属人化するリスクもあります。

あなたの環境や今後の展開を考慮して、最適な方法を選択しましょう。

GA4とGTMを使った電話計測の設定方法【完全版】

ここからは、GTMを使った電話タップ計測の具体的な設定手順を解説します。

設定前の準備:GA4とGTMが正しく連携しているか確認する

設定を始める前に、以下の点を必ず確認してください。

GA4プロパティが作成され、測定IDを把握している

GTMコンテナが作成され、Webサイトに設置されている

GTM内にGA4設定タグが既に作成されている

もしこれらが未完了の場合は、先にGA4とGTMの基本設定を完了させる必要があります。

ステップ1:GTMで組み込み変数を有効化する

まず、GTMの管理画面にログインし、左側のメニューから「変数」を選択します。

「組み込み変数」セクションの「設定」ボタンをクリックすると、利用可能な変数の一覧が表示されます。

この中から以下の2つの変数にチェックを入れて有効化してください。

Click URL(クリックされた要素のURLを格納)

Click Text(クリックされた要素のテキストを格納)

これらの変数は、ユーザーがクリックした電話番号の情報を一時的に保存するために使用します。

後の設定で重要な役割を果たしますので、必ず有効化しておきましょうね。

ステップ2:電話タップ計測用のタグを作成する

次に、GTMの「タグ」メニューから「新規」ボタンをクリックして、新しいタグを作成します。

タグの設定画面では、以下のように入力してください。

タグタイプ:「Googleアナリティクス:GA4イベント」を選択

設定タグ:既存のGA4設定タグを選択(GA4初期設定時に作成したタグ)

イベント名:「tel_tap」または「tel_click」など分かりやすい名称を入力

イベント名は、後でGA4のレポート画面に表示される名称になります。

日本語も使用できますが、BigQueryなどの外部ツールとの連携を考慮すると、英数字とアンダースコアのみで命名するのがおすすめですよ。

次に、イベントパラメータを設定します。

以下の3つのパラメータを追加してください。

パラメータ名:click_text / 値:{{Click Text}}

パラメータ名:click_url / 値:{{Click URL}}

パラメータ名:tel_tap_count / 値:1

これらのパラメータにより、どの電話番号がタップされたか、そのテキスト内容は何かといった詳細情報をGA4に送信できるようになります。

「tel_tap_count」パラメータは、後ほどカスタム指標として登録し、タップ数を独立した指標として分析するために使用します。

ステップ3:トリガー設定で電話リンクのクリックを検知する

タグを発火させる条件(トリガー)を設定しましょう。

タグ設定画面の下部にある「トリガー」エリアをクリックし、「クリック – リンクのみ」を選択します。

トリガーの詳細設定では、以下のように入力してください。

トリガーのタイプ:クリック – リンクのみ

このトリガーの発生場所:一部のリンククリック

発生条件

変数:Click URL

マッチタイプ:正規表現に一致

値:^tel:.*

この設定により、「tel:」で始まるすべてのリンク(電話番号リンク)がクリックされた際にのみ、タグが発火するようになります。

正規表現「^tel:.*」は「telで始まり、その後に任意の文字列が続く」という意味です。

これで通常のリンククリックと電話番号タップを正確に区別できますよ。

ステップ4:GTMのプレビュー機能で動作確認する

設定が完了したら、必ずプレビュー機能で動作確認を行いましょう。

GTM画面右上の「プレビュー」ボタンをクリックし、計測対象のWebサイトURLを入力します。

新しいタブでWebサイトが開き、同時に「Tag Assistant」という確認用の画面も表示されます。

この状態で、実際にWebサイト上の電話番号をタップしてみてください。

Tag Assistant画面で「Tags Fired」(配信されたタグ)のエリアに、先ほど作成した電話タップ用のタグが表示されれば、設定は正常に動作しています。

もし「Tags Not Fired」(未配信のタグ)に表示されたままの場合は、トリガーの条件設定を見直す必要があります。

ステップ5:GA4でリアルタイム計測を確認する

GTMでの動作確認ができたら、GA4側でもデータが正しく送信されているかを確認しましょう。

GA4の管理画面から「レポート」→「リアルタイム」を開きます。

プレビューモードのまま、再度電話番号をタップすると、リアルタイムレポートの「イベント数」セクションに「tel_tap」(設定したイベント名)が表示されるはずです。

ここで表示されれば、GA4へのデータ送信も正常に機能していることが確認できます。

確認が完了したら、GTM管理画面に戻り「公開」ボタンを押して設定を本番環境に反映させましょう。

バージョン名には「電話タップ計測追加_2026年1月」など、後から見て分かりやすい名前を付けておくと管理が楽になりますよ。

ステップ6:GA4でカスタムディメンションとカスタム指標を登録する

より詳細な分析を可能にするため、GA4側でカスタムディメンションとカスタム指標を登録します。

まず、GA4管理画面から「データの表示」→「カスタム定義」→「カスタムディメンションを作成」と進みます。

以下の2つのカスタムディメンションを作成してください。

ディメンション名:click_url / 範囲:イベント / イベントパラメータ:click_url

ディメンション名:click_text / 範囲:イベント / イベントパラメータ:click_text

これにより、どの電話番号がタップされたか、そのテキスト内容は何だったかをレポートで詳細に分析できるようになります。

次に、カスタム指標を作成します。

「カスタム指標を作成」ボタンをクリックし、以下のように設定してください。

指標名:tel_tap_count / 範囲:イベント / イベントパラメータ:tel_tap_count / 測定単位:標準

このカスタム指標により、電話タップの回数を独立した数値指標として扱えるようになり、Looker Studioなどでの可視化も容易になりますよ。

ステップ7:キーイベント(コンバージョン)として登録する

最後に、設定したイベントをキーイベント(コンバージョン)として登録しましょう。

GA4管理画面から「データの表示」→「キーイベント」と進みます。

「新しいキーイベント」ボタンをクリックし、イベント名の欄に「tel_tap」(先ほど設定したイベント名)を入力して保存します。

これで、電話タップがコンバージョンとして計測され、コンバージョンレポートで確認できるようになります。

Google広告と連携している場合は、この電話タップコンバージョンを広告の最適化にも活用できるようになりますよ。

GA4のみで電話計測を設定する方法【GTM不要パターン】

GTMを使わず、GA4の管理画面だけで電話タップ計測を設定する方法も解説します。

GA4単体での設定が適しているケースとは

以下のような場合は、GA4単体での設定でも十分対応可能です。

計測対象が少ない(電話とフォームのみなど)

複雑な条件分岐が不要

他のツールのタグ管理が不要

シンプルな運用を優先したい

ただし、2024年11月のアップデート以降、一部の環境では正常に動作しないケースも報告されています。

もし設定後にデータが取得できない場合は、GTMを使った方法に切り替えることをおすすめします。

GA4管理画面でのカスタムイベント作成手順

GA4管理画面から「データの表示」→「イベント」→「イベントを作成」と進みます。

「作成」ボタンをクリックし、カスタムイベントの詳細を設定します。

カスタムイベント名:tel_tap(任意の名称)

一致する条件

パラメータ:event_name / 演算子:次と等しい / 値:click

パラメータ:link_url / 演算子:含む / 値:tel:

この設定により、「clickイベントが発生し、かつそのリンクURLに”tel:”が含まれる場合」に「tel_tap」という新しいイベントが記録されます。

設定後、「作成」ボタンをクリックして保存しましょう。

イベントの反映には最大24時間かかる場合がありますので、翌日以降にリアルタイムレポートで確認してくださいね。

カスタムディメンションとキーイベント登録

GTMを使った場合と同様に、カスタムディメンションとカスタム指標を登録し、最後にキーイベントとして設定することで、コンバージョン計測が完了します。

詳細な手順は、前述の「ステップ6」「ステップ7」と同じですので、そちらを参照してください。

フォーム計測の完全設定ガイド【GA4×GTM】

続いて、お問い合わせフォームや資料請求フォームなどの送信完了を計測する方法を解説します。

フォーム計測の3つのパターンと設定方法の選び方

フォーム計測には、Webサイトの構造によって大きく3つのパターンがあります。

パターン1:サンクスページ(完了ページ)が存在する

フォーム送信後に専用の完了ページ(例:https://example.com/thanks/)に遷移する場合

最もシンプルで確実な計測が可能

パターン2:サンクスページがなく同一ページ内で完了メッセージが表示される

最近のWebサイトに多い形式

Ajax通信などで同一ページ内に「送信完了しました」といったメッセージが表示される

やや高度な設定が必要

パターン3:Contact Form 7などのWordPressプラグインを使用

専用のカスタムイベントを活用できる

プラグインごとに設定方法が異なる

あなたのWebサイトがどのパターンに該当するかを確認してから、適切な設定方法を選択しましょう。

パターン1:サンクスページがある場合の設定方法(GA4のみ)

サンクスページが存在する場合、GA4の管理画面だけで簡単に設定できます。

GA4管理画面から「データの表示」→「イベント」→「イベントを作成」と進みます。

カスタムイベントの設定

カスタムイベント名:form_submit_complete(任意の名称)

一致する条件

パラメータ:event_name / 演算子:次と等しい / 値:page_view

パラメータ:page_location / 演算子:含む / 値:/thanks/(サンクスページのURL)

この設定により、サンクスページが表示された(ページビューが発生した)タイミングでフォーム送信コンバージョンとして計測されます。

設定後は、必ずキーイベントとしても登録しておきましょう。

パターン2:サンクスページがない場合の設定方法(GTM必須)

同一ページ内で完了メッセージが表示される場合、GTMの「要素の表示」トリガーを使用します。

まず、フォーム送信完了時に表示される要素のCSSセレクタを特定する必要があります。

Chrome DevToolsを使って確認する方法

Webサイトでフォームを送信し、完了メッセージを表示させる

完了メッセージ部分を右クリック→「検証」を選択

表示されたHTMLコード上で該当要素を確認

右クリック→「Copy」→「Copy selector」でCSSセレクタをコピー

次に、GTMで以下のように設定します。

タグの設定

タグタイプ:Googleアナリティクス:GA4イベント

設定タグ:既存のGA4設定タグを選択

イベント名:form_submit_complete

トリガーの設定

トリガータイプ:要素の表示

選択方法:CSSセレクタ

要素セレクタ:先ほどコピーしたCSSセレクタを貼り付け

この設定により、フォーム送信完了時に表示される特定の要素が画面に表示されたタイミングでイベントが発火します。

設定後は必ずプレビュー機能で動作確認を行いましょうね。

パターン3:Contact Form 7での設定方法

WordPressでContact Form 7を使用している場合、専用の設定方法があります。

Contact Form 7では、フォーム送信時に「wpcf7mailsent」という独自のカスタムイベントが自動的に発火します。

GTMでの設定手順

タグの設定

タグタイプ:Googleアナリティクス:GA4イベント

設定タグ:既存のGA4設定タグを選択

イベント名:form_submit_cf7

トリガーの設定

トリガータイプ:カスタムイベント

イベント名:wpcf7mailsent

この方法なら、サンクスページの有無に関係なく、確実にフォーム送信を計測できますよ。

他のフォームプラグイン(MW WP FormやSnow Monkeyフォームなど)でも、それぞれ専用のカスタムイベントが用意されている場合がありますので、使用しているプラグインのドキュメントを確認してみてください。

複数フォームがある場合の計測の工夫

Webサイトに「お問い合わせ」「資料請求」「無料相談申込」など複数のフォームがある場合、それぞれを別のイベントとして計測すると、どのフォームからのコンバージョンが多いかを把握できます。

方法としては、サンクスページのURLやフォームIDなどで条件を分岐させ、異なるイベント名を設定します。

お問い合わせ完了:form_submit_contact

資料請求完了:form_submit_download

無料相談申込完了:form_submit_consultation

このように分けることで、より詳細な分析が可能になり、改善施策の優先順位も明確になりますよ。

コールトラッキングツール(MCV・コールデータバンク等)の活用法

より高精度な電話計測を実現したい場合は、専用のコールトラッキングツールの導入を検討しましょう。

コールトラッキングツールとGA4電話計測の違い

GA4での電話タップ計測は、あくまで「電話番号がタップされた回数」を計測しているに過ぎません。

実際に通話が発生したか、通話時間はどれくらいか、どんな内容を話したかまでは分かりません。

一方、コールトラッキングツールを導入すると、以下のような詳細データを取得できます。

実際の着信数(タップしても発信されなかったケースを除外)

通話時間

通話録音

発信元の電話番号

流入元別の電話番号振り分け

これにより、電話での問い合わせの「質」まで含めた分析が可能になります。

主要コールトラッキングツールの比較

代表的なツールとその特徴を紹介します。

MCV(エムシーブイ)

比較的導入しやすく、中小企業に人気

Google広告との連携機能が充実

月額費用は比較的リーズナブル

コールデータバンク

通話録音機能や詳細な分析レポートに強み

大規模運用や複数拠点での利用に適している

高機能な分、コストもやや高め

CallTracker(コールトラッカー)

中小企業向けの機能とコストバランスが良好

初めてコールトラッキングを導入する企業におすすめ

UIが分かりやすく操作しやすい

電話での問い合わせが月に30件以上ある企業や、広告運用を本格的に行っている企業は、コールトラッキングツールの導入を検討する価値がありますよ。

動的電話番号表示(ダイナミックナンバーインサーション)の仕組み

コールトラッキングツールの核となる機能が「動的電話番号表示」です。

これは、訪問者の流入元に応じて異なる電話番号を自動的に表示する仕組みです。

具体的な動作例

Google広告経由の訪問者には「0800-111-1111」を表示

Yahoo!広告経由の訪問者には「0800-222-2222」を表示

自然検索経由の訪問者には「0800-333-3333」を表示

SNS経由の訪問者には「0800-444-4444」を表示

このように流入元ごとに異なる電話番号を割り当てることで、どの広告媒体からの電話問い合わせが多いかを正確に特定できます。

実際の会社の電話番号は1つのままで、表示だけが自動的に切り替わる仕組みなので、運用上の手間もありません。

GA4との連携設定でさらに詳細な分析が可能に

多くのコールトラッキングツールは、GA4との連携機能を提供しています。

連携設定を行うことで、電話での問い合わせデータがGA4のコンバージョンとして自動的に記録され、Webサイト上での行動データと統合して分析できるようになります。

例えば「Google広告経由で訪問→ブログ記事Aを閲覧→サービスページを閲覧→電話問い合わせ」という一連の行動を、すべてGA4上で追跡できるのです。

連携設定の方法はツールごとに異なりますが、一般的にはGA4の測定IDとコールトラッキングツール側のAPIキーを連携させる形になります。

詳細は各ツールの公式マニュアルを参照してくださいね。

GA4レポートでの計測データ確認と分析方法

設定が完了したら、実際に蓄積されたデータをどのように確認・分析するかが重要です。

標準レポートでの電話・フォームコンバージョン確認方法

GA4の標準レポートでは、設定したイベントを様々な切り口で確認できます。

基本的な確認方法

「レポート」→「エンゲージメント」→「イベント」と進む

イベント一覧から「tel_tap」や「form_submit_complete」を探す

イベント数や合計ユーザー数を確認

ページ別の確認方法

「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」と進む

表の右上にある指標選択ドロップダウンから「イベント数」を選択

さらにプルダウンから「tel_tap」を選択

これにより、どのページから電話タップが多く発生しているかを確認できます。

流入元別の確認方法

「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」と進む

デフォルトチャネルグループ別に、各イベントの発生数を確認

Google広告、自然検索、SNSなど、どのチャネルからのコンバージョンが多いかが分かります。

探索機能を使った高度な分析

より詳細な分析を行いたい場合は、GA4の「探索」機能を活用しましょう。

探索機能では、ディメンションと指標を自由に組み合わせてカスタムレポートを作成できます。

おすすめの分析例

ページパス × 電話タップ数 × フォーム送信数

どのページがコンバージョンに貢献しているかを比較

デバイスカテゴリ × 電話タップ数

スマートフォンとPCでの電話問い合わせ傾向の違いを分析

流入元 × ページパス × 電話タップ数

どの広告から訪問したユーザーが、どのページで電話をかけたかを追跡

曜日・時間帯 × 電話タップ数

問い合わせの多い曜日や時間帯を特定し、広告配信スケジュールの最適化に活用

探索機能を使いこなすことで、標準レポートでは得られない深い洞察が得られますよ。

Looker Studioでの可視化とレポート自動化

Looker Studio(旧Googleデータポータル)は、Googleが提供する無料のBIツールです。

GA4のデータを連携することで、自動更新される美しいダッシュボードを作成できます。

Looker Studioの活用メリット

計算指標の作成(例:電話タップ率 = 電話タップ数 ÷ セッション数)

複数のデータソースの統合(GA4 + Google広告 + Googleサーチコンソールなど)

定期レポートの自動作成と共有

経営層や他部署への分かりやすい報告資料の作成

例えば、「ページ別の表示回数」「電話タップ数」「電話タップ率」を一覧表示するレポートを作成すれば、どのページの改善が優先されるべきかが一目で分かります。

Looker Studioは無料で使えますので、ぜひ積極的に活用してくださいね。

よくあるトラブルと解決方法【実践的FAQ】

実際の設定・運用過程でよく発生するトラブルと、その解決方法を紹介します。

電話タップイベントが全く計測されない場合

最も多いトラブルが「設定したのにデータが取れない」というケースです。

チェックすべきポイント

電話番号がリンクタグ(タグ)で正しく記述されているか

のような形式になっているか確認

GTMのトリガー条件が正しいか

「tel:」の記述形式とトリガーの条件が一致しているか確認

ハイフンの有無、スペースの有無などの細かい違いに注意

GTMの公開ボタンを押したか

プレビューで確認しただけで公開を忘れているケースが意外と多い

データの反映まで24時間待ったか

特にGA4単体での設定の場合、反映に時間がかかることがある

JavaScriptで動的に電話番号を生成している場合

GTMの設定だけでは検知できない可能性がある

開発者に相談し、JavaScriptコード内で直接GA4にイベントを送信する実装を検討

フォーム送信の計測数が実際の問い合わせ数と合わない場合

フォーム計測では、計測数と実際の問い合わせ数に乖離が生じることがあります。

よくある原因と対策

重複送信がカウントされている

ユーザーが送信ボタンを複数回クリックした場合に重複計測される

対策:一定時間内の重複イベントを除外する設定を追加

送信エラー後の再送信がカウントされている

入力エラーで送信失敗→修正後に再送信した場合、両方カウントされる

対策:送信成功時のみカウントする条件を追加(サンクスページ到達など)

スパム送信やテスト送信がカウントされている

ボットによるスパム送信や、自社でのテスト送信が含まれている

対策:IPアドレスフィルターの設定や、社内IPの除外設定を追加

MAツールとの計測タイミングのズレ

MAツール(HubSpotやMarketoなど)とGA4で計測のタイミングや条件が異なる

対策:「自社ではこの条件をコンバージョンとして計測する」という定義を明確にし、関係者で共有

完全な一致を目指すのではなく、傾向把握のための参考値として活用する姿勢が重要ですよ。

GA4のリアルタイムレポートにイベントが表示されない場合

設定直後にリアルタイムレポートで確認しても表示されないことがあります。

確認手順

GTMのプレビューモードで動作確認したか

まずGTM側で正常に発火しているかを確認

Tag Assistantで「Tags Fired」に表示されるか確認

ブラウザのキャッシュをクリアしたか

古いタグ設定が残っている場合がある

シークレットモードで再度テストしてみる

GA4のフィルター設定を確認

管理画面でIPアドレスフィルターなどが設定されていないか確認

自分のIPアドレスが除外されている可能性がある

24時間待ってみる

特にGA4単体での設定の場合、反映に時間がかかることがある

翌日に再度確認してみる

それでも解決しない場合は、設定内容を一から見直すか、GTMを使った設定方法に切り替えることをおすすめします。

カスタムディメンションが探索レポートに表示されない場合

カスタムディメンションを作成したのに、探索機能で選択肢に表示されないことがあります。

原因と対策

カスタムディメンション作成後、データが蓄積されていない

作成した時点以降のデータからしか反映されない

イベントを発生させてから数時間〜24時間待つ

パラメータ名のスペルミス

タグで設定したパラメータ名とカスタムディメンションで指定したパラメータ名が一致しているか確認

大文字・小文字の違いにも注意

カスタムディメンションの上限に達している

GA4では最大50個までしかカスタムディメンションを作成できない

不要なディメンションをアーカイブして空きを作る

ブラウザのキャッシュ問題

ブラウザを再読み込みするか、別のブラウザで確認してみる

計測設定の継続的な運用とメンテナンス

一度設定したら終わりではなく、継続的な運用とメンテナンスが重要です。

月次での動作確認チェックリスト

月に1回程度、以下の項目を確認しましょう。

定期確認項目

イベントが正常に計測されているか(GA4のイベントレポートで確認)

計測数に大きな変動がないか(前月比で極端な増減がある場合は要調査)

GTMのタグが正常に発火しているか(GTM管理画面の概要で確認)

GA4とGoogle広告の連携が正常に機能しているか(広告でコンバージョンが記録されているか確認)

特に、Webサイトのリニューアルやフォームの変更、電話番号の変更を行った際は、必ず計測設定の見直しも併せて実施してくださいね。

データの精度を継続的に向上させる施策

計測データの精度を高め続けるために、以下の施策を実施しましょう。

実際の問い合わせ件数との照合

月次で実際に受けた電話やフォーム問い合わせの件数と、GA4の計測数を比較

大きな乖離がある場合は原因を調査し、設定を修正

顧客へのヒアリング

問い合わせをいただいたお客様に「どのページをご覧になりましたか?」とヒアリング

計測データと実際の顧客行動に乖離がないか確認

新機能やアップデートの情報収集

GA4やGTMは定期的にアップデートされる

新機能や変更情報をキャッチアップし、より良い計測環境を構築

ABテストの実施

電話ボタンの配置やデザイン、文言などをテストし、コンバージョン率の改善を図る

計測データを基に改善施策の効果を検証

継続的な改善により、Webサイト全体のコンバージョン率を着実に向上させていきましょう。

新しい計測手法やツールのアップデート情報の追い方

WebマーケティングやGA4の分野は日々進化しています。

最新情報をキャッチアップするためのおすすめ情報源を紹介します。

Google公式ブログやヘルプセンター

GA4の新機能やアップデート情報が公開される

「Google Analytics 4 Release Notes」で検索

Webマーケティング系のメディア・ブログ

最新のトレンドや実践的なTipsが紹介される

定期的にチェックして新しい知識を吸収

オンラインコミュニティやSNS

XやLinkedInでGA4の専門家をフォロー

疑問点を質問できるコミュニティに参加

ウェビナーやオンライン勉強会

GA4やGTMの活用方法を学べるイベントに参加

実践的なノウハウや他社事例を学ぶ機会

常に学び続ける姿勢が、効果的なWebマーケティングの実現につながりますよ。

まとめ:正確な計測で費用対効果を最大化し、Webマーケティングを成功させましょう

この記事では、GA4とGTMを活用した電話計測・フォーム計測の設定方法を詳しく解説してきました。

電話計測とフォーム計測を正しく設定することで、これまで見えなかったコンバージョンが可視化され、Webマーケティングの投資対効果を正確に把握できるようになります。

最初は「GTMを使わずGA4だけ」で設定する簡易的な方法から始めて、ビジネスの成長や計測ニーズの高度化に合わせて、GTMを使った詳細な設定やコールトラッキングツールの導入へとステップアップしていくアプローチがおすすめです。

重要なのは、計測したデータを実際の改善アクションにつなげることです。

ページ別の電話タップ率を分析して、コンバージョン率の低いページを改善する

流入元別のコンバージョンデータを基に、広告予算の配分を最適化する

フォーム入力のエラー率を計測し、フォームの使いやすさを向上させる

このように、定期的な分析と継続的な最適化により、Webサイトからの問い合わせを着実に増やしていくことができます。

この記事で紹介した設定方法を参考に、ぜひあなたのビジネスでも効果的な計測環境を構築してくださいね。

正確なデータに基づいた意思決定が、Webマーケティングの成功への最短ルートですよ。

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