コーポレートサイトの必須ページ8選!各ページの作り方と文例を徹底解説
コーポレートサイトの必須ページ一覧とサンプル文例
コーポレートサイトを制作する際、どのようなページが必要で、それぞれにどのような内容を記載すればよいのか迷われる方は多いでしょう。
企業の顔となるコーポレートサイトは、顧客、取引先、求職者、投資家など様々なステークホルダーが訪問するため、適切な情報を漏れなく掲載することが重要ですよ。
本記事では、コーポレートサイトに必須となる8つのページと、それぞれの具体的な文例をご紹介します。
さらに、業種や企業規模に応じた推奨ページや、効果的なページ作成のポイントまで詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
コーポレートサイトに必須の8つのページ
すべてのコーポレートサイトに共通して必要となる基本的なページは以下の8つです。
これらのページがなければ、企業としての信頼性に疑問を持たれてしまう可能性がありますので、必ず準備しましょう。
1. トップページ(ホームページ)
トップページは、訪問者が最初に目にする企業の「顔」となるページです。
第一印象を決定づける重要な役割を担っているため、企業のブランドイメージを的確に伝える必要があります。
掲載すべき要素
企業ロゴとキャッチコピー、主要事業の概要、最新ニュース・お知らせ、各ページへの明確な導線、お問い合わせボタンを配置しましょう。
文例サンプル
「私たちは○○業界のリーディングカンパニーとして、お客様の課題解決に向けた最適なソリューションを提供し続けています。
創業以来培ってきた確かな技術力と豊富な実績で、お客様のビジネス成功をサポートいたします。」
2. 会社概要ページ
会社概要ページは、企業の基本情報を整理して掲載するページで、信頼性の向上に直結する重要なコンテンツです。
取引先や求職者が必ず確認するページですので、正確で最新の情報を記載しましょう。
掲載すべき項目
会社名(正式名称・英語表記)、代表者名、設立年月日・創業年、所在地(本社・支社)、資本金、従業員数、主要取引先、事業内容の概要、許認可番号(該当する場合)を含めます。
文例サンプル
会社名:株式会社○○○○(英語表記:○○○○ Co., Ltd.)
代表者:代表取締役社長 ○○ ○○
設立:20XX年X月X日
所在地:〒XXX-XXXX 東京都○○区○○X-X-X ○○ビルXF
資本金:X,XXX万円
従業員数:XX名(20XX年X月現在)
事業内容:○○○○の企画・開発・販売、○○○○に関するコンサルティング業務、○○○○の運営・管理
3. 事業内容・サービス紹介ページ
事業内容ページでは、自社が提供するサービスや製品について詳しく説明します。
訪問者の多くが最も関心を持つページですので、わかりやすく魅力的に紹介することが重要ですよ。
構成のポイント
事業の全体像を図やイラストで表現し、各事業・サービスの特徴と強み、対象となる顧客層、具体的な導入事例や実績を掲載しましょう。
文例サンプル
「当社では、○○業界に特化した3つの主力事業を展開しています。
○○事業部では、お客様の○○課題を解決するため、最新の○○技術を活用したソリューションを提供します。
これまでXXX社以上の企業様にご導入いただき、平均XX%の業務効率化を実現しています。
○○事業部では、○○分野における豊富な経験と専門知識を活かし、お客様のニーズに合わせたオーダーメイドの○○サービスを提供いたします。」
4. 採用情報ページ
採用情報ページは、優秀な人材を獲得するための重要なツールです。
企業文化や働く環境を魅力的に伝えることで、自社にマッチした人材の応募につながります。
掲載すべき内容
募集職種と詳細な仕事内容、給与・待遇条件、勤務地・勤務時間、福利厚生制度、求める人物像・スキル、社員インタビューや職場風景、選考フローを含めましょう。
文例サンプル
「私たちと一緒に、○○業界の未来を創造しませんか。
当社では、チャレンジ精神旺盛で、お客様の課題解決に情熱を持って取り組める方を募集しています。
経験の有無は問いません。
充実した研修制度と先輩社員によるマンツーマンサポートで、あなたの成長を全力でバックアップします。
働きやすい環境づくりにも力を入れており、フレックスタイム制の導入や有給取得率XX%の実現など、ワークライフバランスを重視した職場環境を整えています。」
5. ニュース・お知らせページ
ニュース・お知らせページは、企業の最新情報を発信する場です。
定期的な更新により、企業の活動状況や成長性をアピールできます。
掲載する情報の種類
プレスリリース、新商品・サービスの発表、会社の表彰・受賞情報、メディア掲載情報、イベント参加・開催情報、人事・組織変更のお知らせ、営業日・営業時間の変更を扱います。
文例サンプル
「20XX年X月X日
プレスリリース:新サービス「○○○○」の提供開始について
この度、当社では○○分野における新たなソリューションとして「○○○○」の提供を開始いたします。
本サービスは、お客様からのご要望にお応えし、従来のサービスをさらに進化させたものです。
詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。」
6. お問い合わせページ
お問い合わせページは、顧客との重要な接点となるページです。
使いやすい問い合わせフォームを設置することで、ビジネス機会の創出につながります。
必要な要素
問い合わせフォーム、電話番号・メールアドレス、営業時間・定休日、対応可能な問い合わせ内容、回答までの目安時間、よくある質問(FAQ)へのリンクを設置しましょう。
文例サンプル
「サービスに関するご質問、お見積もりのご依頼、その他お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
専門スタッフが丁寧にご対応させていただきます。
お急ぎの場合は、お電話でのお問い合わせをおすすめいたします。
お電話でのお問い合わせ
TEL:XXX-XXXX-XXXX
受付時間:平日9:00~18:00(土日祝日を除く)
メールでのお問い合わせ
24時間受付中。
2営業日以内にご返信いたします。」
7. アクセス・会社所在地ページ
アクセス情報ページでは、来社される方が迷わずにたどり着けるよう、詳細な道案内を提供します。
信頼性の向上にも寄与する重要なページです。
掲載すべき情報
住所(郵便番号含む)、最寄り駅からの詳しい道順、電車・バス・車でのアクセス方法、駐車場の有無と料金、目印となる建物やランドマーク、Google マップの埋め込み、営業時間・定休日を記載しましょう。
文例サンプル
「電車でお越しの場合
○○線「○○駅」東口より徒歩5分
○○駅東口を出て、○○通りを○○方面へ直進。
○○交差点を右折し、徒歩2分で左手に○○ビルが見えます。
お車でお越しの場合
○○高速道路「○○IC」より15分
専用駐車場をご用意しております(無料・X台)
満車の場合は、近隣のコインパーキングをご利用ください。」
8. プライバシーポリシーページ
プライバシーポリシーページは、個人情報の取り扱いについて明示する法的に重要なページです。
GDPR(一般データ保護規則)や個人情報保護法への対応としても必須です。
記載すべき内容
個人情報の収集目的、収集する個人情報の種類、個人情報の利用範囲、第三者への提供について、個人情報の管理方法、お問い合わせ窓口を明記しましょう。
文例サンプル
「株式会社○○○○(以下「当社」)は、お客様の個人情報保護の重要性を認識し、以下の方針に基づいて個人情報の適切な管理・保護に努めます。
個人情報の収集目的
当社では、以下の目的でお客様の個人情報を収集・利用いたします。
サービス提供に関するご連絡、お問い合わせへの回答、商品・サービスに関する情報提供
個人情報の管理
当社は、お客様の個人情報を正確かつ最新の状態に保ち、不正アクセス、紛失、破損、改ざん、漏洩などを防止するため、必要かつ適切な安全管理措置を講じます。」
業種・規模別の推奨追加ページ
基本的な8ページに加えて、業種や企業規模に応じて追加すべきページがあります。
自社の特性に合わせて、適切なページを選択しましょう。
製造業におすすめのページ
製品カタログページ
詳細な製品仕様や技術資料をダウンロード可能な形で提供します。
品質管理・認証情報ページ
ISO認証や品質管理体制について詳しく説明することで、技術力と信頼性をアピールできます。
研究開発情報ページ
技術革新への取り組みや研究開発体制を紹介し、競合他社との差別化を図ります。
サービス業におすすめのページ
お客様の声・導入事例ページ
実際の利用者の声や具体的な成果を掲載することで、サービスの価値を効果的に伝えられます。
料金・プラン紹介ページ
透明性の高い料金体系を提示することで、顧客の検討を促進できます。
よくある質問(FAQ)ページ
サービスに関する疑問を事前に解決し、お問い合わせ対応の効率化も図れます。
大企業におすすめのページ
IR情報ページ
投資家向けの財務情報や決算資料を提供します。
CSR・サステナビリティページ
社会貢献活動や環境への取り組みを紹介し、企業の社会的責任を示します。
コーポレートガバナンスページ
経営体制や内部統制システムについて説明し、企業の透明性をアピールします。
中小企業におすすめのページ
代表者メッセージページ
経営者の想いや企業理念を直接伝えることで、親しみやすさと信頼感を醸成できます。
スタッフ紹介ページ
働く人の顔が見えることで、安心感と親近感を提供できます。
地域貢献活動ページ
地元密着型の活動を紹介し、地域社会との結びつきをアピールできます。
効果的なコーポレートサイトページ作成のポイント
単にページを用意するだけでは不十分です。
訪問者にとって価値のある、効果的なページを作成するためのポイントをご紹介しますよ。
ユーザー目線での情報設計
コーポレートサイトには様々な目的を持った訪問者が来ます。
顧客、取引先、求職者、投資家など、それぞれが求める情報は異なりますので、各ターゲットのニーズを考慮したページ構成にすることが重要です。
例えば、求職者向けには企業文化や働く環境がわかる情報を、取引先向けには実績や技術力を示す情報を重点的に掲載しましょう。
SEO対策を意識したコンテンツ作成
検索エンジンからの流入を増やすため、適切なキーワード選定と自然な文章での組み込みが必要です。
業界特有の専門用語だけでなく、一般的な検索語句も考慮してコンテンツを作成しましょう。
また、定期的な更新により、検索エンジンからの評価向上も期待できます。
信頼性を高める要素の充実
企業の信頼性を示すために、以下の要素を積極的に盛り込みましょう。
具体的な実績数値、顧客企業名(許可を得た場合)、受賞歴・認証情報、メディア掲載実績、社会貢献活動などです。
これらの情報により、訪問者の信頼を獲得し、ビジネス機会の創出につなげることができます。
スマートフォン対応の重要性
現在、Webサイトの閲覧はスマートフォンが主流となっています。
すべてのページがスマートフォンで快適に閲覧できるよう、レスポンシブデザインの採用は必須ですよ。
特に、お問い合わせフォームやアクセス情報は、外出先からスマートフォンで確認されることが多いため、操作しやすい設計にすることが重要です。
定期的な更新とメンテナンス
コーポレートサイトは作って終わりではありません。
情報の鮮度を保つため、定期的な更新が必要です。
特に以下の情報は定期的に見直しましょう。
会社概要(住所、電話番号、従業員数など)、サービス・製品情報、料金・価格情報、お知らせ・ニュース、採用情報
古い情報が掲載されていると、企業の信頼性に悪影響を与える可能性がありますので、注意が必要です。
ページ制作時の注意点と失敗を避ける方法
効果的なコーポレートサイトを作成するために、よくある失敗パターンを避けることも重要です。
情報過多による複雑化の回避
多くの情報を掲載したいという気持ちはわかりますが、情報過多は訪問者の混乱を招きます。
必要な情報を整理し、階層構造を明確にすることで、訪問者が求める情報に素早くたどり着けるようにしましょう。
専門用語の使いすぎに注意
業界関係者には当たり前の専門用語も、一般の訪問者には理解困難な場合があります。
専門用語を使用する際は、わかりやすい説明を併記するか、用語集ページを用意することをおすすめします。
お問い合わせへの導線設計
せっかく興味を持った訪問者が、お問い合わせ方法がわからずに離脱してしまうケースは避けたいものです。
各ページから自然にお問い合わせページへ誘導する仕組みを作りましょう。
法的要件への適切な対応
特定商取引法や景品表示法など、業種によって必要な法的表記は異なります。
関連する法律を確認し、必要な情報を適切に掲載することで、法的リスクを回避できます。
まとめ:成果の出るコーポレートサイトを作成しましょう
コーポレートサイトは企業の重要な営業ツールです。
基本となる8つの必須ページ(トップページ、会社概要、事業内容、採用情報、ニュース、お問い合わせ、アクセス、プライバシーポリシー)をベースに、自社の業種や規模に応じた追加ページを検討しましょう。
各ページには訪問者の立場に立った有益な情報を掲載し、定期的な更新を心がけることが重要です。
また、スマートフォン対応やSEO対策など、技術的な側面にも配慮することで、より多くの人に自社の魅力を伝えることができますよ。
適切に構築されたコーポレートサイトは、新規顧客の獲得、優秀な人材の採用、企業ブランドの向上など、様々な成果をもたらしてくれるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、自社の魅力を最大限に伝えるコーポレートサイトを作成してください。