【実証済み】カゴ落ち対策にSMSが最適!売上を取り戻す方法とは
ECサイトのカゴ落ち率は、平均で約70%~80%と非常に高いと言われています。
ユーザーが商品をカートに追加したものの、何らかの理由で購入を完了せずに離脱してしまうというのは、EC事業者にとって大きな課題です。
カゴ落ちをそのまま放置してしまうと、売上機会の大きな損失につながります。
特に、購入意欲が高いユーザーであっても、決済手段の不足や途中で他の作業に気を取られてしまったり、他の商品への興味などから、購入を完了しないケースが多く見られます。
このようなカゴ落ちを防ぐための施策として、メールでのリマインドや広告リターゲティングが一般的に活用されていますが、開封率やクリック率の低さが課題となっています。
そこで最近注目されているのが、SMS(ショートメッセージサービス)を活用したカゴ落ち対策です。
SMSはメールよりも開封率が高く、直接的にユーザーへリーチできるというメリットがあります。
今回は、SMSがカゴ落ち対策として効果的な理由と、具体的な活用方法について詳しく解説していきます。
カゴ落ちの現状と課題
カゴ落ちが発生する主な原因
カゴ落ちが発生する理由はさまざまですが、主に以下のような要因が挙げられます。
送料が高い・決済手段が少ない
送料の高さや希望する決済手段がない場合、ユーザーは購入を見送る可能性があります。
会員登録が面倒
購入のために長いフォームを記入しなければならないと、手間がかかると感じ離脱することが多くなります。
購入を後回しにして忘れる
ユーザーは「後で買おう」と考えてカートに商品を入れるものの、結局忘れてしまうケースもあります。
もしくは、他の商品を見て比較してから購入しようという方も多くいらっしゃいます。
カゴ落ち対策としての一般的なアプローチ
その為、カゴ落ちを防ぐために、企業は以下のような方法を採用しています。
メールでのリマインド
カートに商品を残したままのユーザーに対し、リマインドメールを送る対策方法。
しかし、メールの開封率が低いため、効果が限定的になることがあります。
リターゲティング広告
サイトを離れたユーザーに対し、リマーケティング広告を配信することで再訪問を促す対策方法。
ただし、広告コストだけがかかってしまう点や、見逃される点が課題となります。
ポップアップ
ユーザーが離脱しようとした際に、特別オファーやクーポンを提示することで購入を促す方法。
しかし、ユーザー体験を損なう可能性があるため、慎重な運用が求められます。
このような課題を解決する為に、SMSは非常に効果的なのです!
なぜSMSがカゴ落ち対策に最適なのか?
SMSの強み
SMSは、カゴ落ち対策として非常に効果的なツールです。その理由として、以下の点が挙げられます。
開封率90%以上と圧倒的に高い(メールの開封率は平均20%程度)
短いメッセージで確実に読まれるため、ユーザーに直接的なアプローチが可能
リンククリック率が高く、すぐに購入を促せる(メールよりも即時反応が得られやすい)
実際の導入事例
SMSの活用により、実際にカゴ落ち対策の効果を上げた企業の事例を紹介します。
サプリメント販売A社:SMSでカゴ落ちリマインドを送信し、CV数が10%純増。
A社では、購入を途中で放棄したユーザーに対し、SMSでリマインドを実施しました。
従来のメールリマインドと比べ、SMSは開封率が格段に高く、受信者の約90%がメッセージを開封。
その結果、カゴ落ちしたユーザーのうち、20%が最終的に購入を完了するという大幅な改善が見られました。
特に、送信内容に改善を繰り返す事で、さらに高い効果を得ることができました。
化粧品販売B社:メール+SMSを組み合わせて回収率を3倍に
一方、B社はSMSをメールリマインドと組み合わせることで、カゴ落ち回収率を3倍に引き上げました。
B社はまずメールを送信し、それでも反応がない場合にSMSで再リマインドを実施。
この戦略により、メールのみの施策に比べて回収率が大幅に向上しました。
さらに、SMS内に直接カートページへのリンクを記載することで、ユーザーがスムーズに購入を再開できるようにし、コンバージョン率の向上につなげました。
ペットフード販売C社:最適な案内でカート放棄率を30%削減
C社では、高額商品のカート放棄に着目し、SMSを通じてお試し版の案内をするようにしました。
その結果、高額商品で二の足を踏んでいたユーザーの購買心理が下がり、カート放棄率を30%削減することに成功しました。
宅配弁当D社:SMSで決済ページまで飛べるようシンプルに案内しCVRが10%向上
D社では、SMSにワンクリック購入リンクを導入し、ユーザーが直接決済ページに遷移できる仕組みを構築しました。
この取り組みにより、カゴ落ちからのコンバージョン率が10%向上し、ユーザーの購買プロセスを簡素化することに成功しました。
効果的なSMSカゴ落ち対策の方法
適切なタイミングで送る
送るタイミングはとても重要です。
フォームの作りや商材によっても異なりますので、最適なタイミングを見つけるまで改善はし続ける必要があります。
メッセージの文面を工夫する
メッセージの内容も同じぐらい重要です。
射幸性を煽るような文章は、逆に怪しまれる可能性もあるので、丁寧な文章の方が好まれます。
キャンペーンを打ち出せば良いという訳ではないので、メルマガよりも文言にはこだわった方が良いです。
クリックしやすいリンクを設置
直接カートページに遷移するURLを記載することで、ユーザーが簡単に購入を完了できるようにします。
ただこちらも、LPに飛ばした方が良かったりするケースもあるので、テストを繰り返す必要があります。
このように、SMSを活用したカゴ落ち対策は、タイミングや文面の工夫を行う事でより効果的な施策となります。
おすすめのカゴ落ちツール
ここまでSMSを使ったカゴ落ちの効果などを紹介しましたが、具体的にオススメのカゴ落ちツールをご紹介します。
1.chasy.(チェイシー)
特徴
chasy.(チェイシー)は、カゴ落ちしたユーザーにリマインドメールやSMSを配信することが出来るサービスです。
メール原稿もHTML原稿とテキスト原稿の使い分けができ、SMSも非常に高い到達率を誇ります。
レポート機能も充実しているので、どれぐらいのユーザーが、どの段階で離脱しているのかが一目でわかるようになっています。
デザイナーがHTML原稿を作成するので、CTRも非常に高く、無償で原稿の作り変えを何度も行う事が可能です。
最大の特徴は、このようなカゴ落ちツールは、初期費用や月額費用が発生することが多いですが、完全成果報酬型で実施できるので、リスクを抑えて導入する事が可能です。
料金
初期費用:0円
月額費用:0円
完全成果報酬型で実施可能!
2.NaviPlusリタゲメール
特徴
NaviPlusリタゲメールは、カゴ落ちしたユーザーにフォローツールを配信する事が出来るサービスです。
カゴ落ち以外にも、サイトからの離脱や商品をお気に入りして離脱したユーザーへのフォローメールを送ることも出来ます。
商品を購入したユーザーへの再購入促進メールなどの機能も実装されています。
MAツールとして、ECサイトに必要な様々な機能がオールインパッケージになっています。
料金
初期費用:200,000円~
月額費用:35,000円~
3.Cuenote FC カートリマインド
特徴
「Cuenote」というメール配信システムの技術をもとに開発されており、大量の配信にも高速で対応しています。
商品在庫データも連携可能で、在庫情報や商品画像なども自動で取得できます。
メール送信のタイミングは最短15分から設定でき、配信状況や結果、リカバリー状況はリアルタイムで確認することができます。
購入頻度に応じた「上得意様向け施策」や「休眠顧客」の呼び戻し施策など、ユーザーの状況に合わせた高いマーケティング戦略を実施可能になっています。
メール施策を更に強化したい場合にオススメのカゴ落ち対策ツールです。
料金
初期費用:要問い合わせ
月額費用:35,000円
まとめ
SMSはカゴ落ち対策として非常に高い効果を発揮します。
開封率が高いため、ユーザーに確実にアプローチでき、メールや広告よりも即効性があることが特徴です。
さらに、簡単に導入できることから、低コストでありながら大きな成果を得ることができます。
ですので、今すぐ試せるSMSカゴ落ち対策を導入し、機会損失を防ぎましょう!
適切な戦略を立てて運用すれば、売上向上と顧客の購買体験の向上に大きく貢献することができますよ!