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公開後にやること!アクセスと問い合わせの簡易レポートで成果を確認

サイト公開直後の基本チェックが成功の第一歩!

サイトを公開した瞬間、「やっと完成した!」と安心してしまいがちですが、実はここからが本当のスタートなんですよ。

多くの方が「公開したのに問い合わせが来ない」「アクセス数がわからない」と悩まれるのは、公開後の基本設定や確認作業を見落としているからです。

でも大丈夫!この記事で紹介する手順に沿って進めれば、あなたも簡単にアクセス状況と問い合わせの状況を把握できるようになります。

公開直後に必ずチェックすべき基本項目

まずは、サイトが正常に動作しているかの基本チェックから始めましょう。

SSL化とセキュリティの確認

URLが「https://」で始まっているか確認してください。

「http://」のままだと、ユーザーに「安全ではないサイト」と表示されてしまい、信頼性が大きく損なわれます。

また、パスワード保護が必要なページやお問い合わせフォームがある場合は、セキュリティ対策も同時に確認しておきましょう。

お問い合わせフォームの動作テスト

これは絶対に忘れてはいけない重要なチェックポイントです。

実際にお問い合わせフォームから送信テストを行い、以下を確認してください:

・送信ボタンが正常に動作するか
・入力内容が指定のメールアドレスに届くか
・自動返信メールの内容に誤字や不適切な表現がないか
・スパム対策機能が正しく動作しているか

せっかく興味を持ってくれたお客様からの問い合わせを逃してしまっては、もったいないですからね。

スマートフォン表示の最適化チェック

現在、ウェブサイトの閲覧の約7割がスマートフォンからです。

Googleの「PageSpeed Insights」というツールを使えば、無料でスマートフォン表示の最適化度と表示速度を確認できます。

表示速度が遅いと、ユーザーの離脱率が大幅に上がってしまうので、必ずチェックしておきましょう。

アクセス解析ツールの導入と確認方法

サイトの状況を数値で把握するために、アクセス解析ツールの設定は必須です。

Googleアナリティクス4(GA4)の設定

Googleアナリティクスは、サイトのアクセス状況を詳しく分析できる無料のツールです。

設定後は以下の基本項目を定期的にチェックしましょう:

・日別・週別・月別のアクセス数
・どのページがよく見られているか
・ユーザーがどこから来ているか(検索、SNS、直接アクセスなど)
・スマートフォンとパソコンの利用比率

最初は数値が小さくても気にしないでください。

継続的にデータを蓄積することで、改善のヒントが見えてきますよ。

Googleサーチコンソールでの検索状況確認

サーチコンソールは、あなたのサイトがGoogleでどのように検索されているかを教えてくれるツールです。

特に重要なのは:

・サイトがGoogleに正しく認識されているか
・どんなキーワードで検索されているか
・検索結果での表示回数とクリック数
・サイトに技術的な問題がないか

設定後は、まず「インデックス登録」を行い、Googleに「このサイトが存在する」ことを知らせましょう。

問い合わせ状況の把握と対応

アクセス解析と並んで重要なのが、問い合わせの管理です。

問い合わせ対応時間の目標設定

問い合わせが来た時の対応速度は、お客様の印象を大きく左右します。

できれば24時間以内、遅くとも48時間以内には初回返信をするよう心がけましょう。

すぐに詳細な回答ができない場合でも、「お問い合わせありがとうございます。○日までに詳しい回答をお送りいたします」といった受領確認の連絡をするだけで、お客様の安心感が全然違いますよ。

問い合わせ内容の分析

問い合わせの内容を記録し、分析することも大切です。

・よく聞かれる質問は何か
・どのページを見た人からの問い合わせが多いか
・問い合わせから成約につながった割合

これらの情報は、サイト改善やFAQページの作成に役立ちます。

簡易レポートで見るべき重要指標

数値がたくさんあって混乱しがちですが、最初は以下の基本指標に絞って確認しましょう。

アクセス関連の基本指標

・月間ページビュー数(PV):ページが見られた回数
・月間ユニークユーザー数(UU):サイトを訪れた人の数
・平均セッション時間:1回の訪問でどのくらいサイトに滞在したか
・直帰率:1ページだけ見て帰った人の割合

これらの数値を月ごとに記録することで、サイトの成長を実感できます。

問い合わせ関連の指標

・月間問い合わせ件数
・問い合わせ率(アクセス数に対する問い合わせの割合)
・問い合わせから成約への転換率
・よく問い合わせされる内容のカテゴリ別件数

特に問い合わせ率は、サイトの改善効果を測る重要な指標です。

一般的には1〜3%程度が目安とされていますが、業界や商材によって大きく異なるので、まずは現状を把握することから始めましょう。

月次レポートの作成手順

データを集めただけでは意味がありません。

定期的にレポートを作成し、改善につなげていきましょう。

簡単なレポートテンプレート

以下のような簡単な形式でまとめれば十分です:

【○年○月のサイト運用レポート】

<アクセス状況>
・月間PV:○○回(前月比:○○%)
・月間UU:○○人(前月比:○○%)
・人気ページTOP3:○○、○○、○○

<問い合わせ状況>
・問い合わせ件数:○件(前月比:○○%)
・問い合わせ率:○○%
・主な問い合わせ内容:○○について○件、○○について○件

<今月の気づき>
・○○のページのアクセスが増加
・○○に関する問い合わせが多かった

<来月の改善アクション>
・○○ページの内容を充実させる
・○○についてのFAQを追加する

レポート作成の頻度とタイミング

最初は月1回のレポート作成で十分です。

毎月同じ日に作成すると習慣化しやすいですよ。

慣れてきたら週次での簡易チェックも取り入れると、より細かな変化に気づけるようになります。

改善につなげるためのアクション

レポートを作成したら、必ず改善アクションに結び付けることが重要です。

アクセス数改善のアクション

アクセス数が伸び悩んでいる場合は:

・SEO対策の強化(タイトルや見出しの見直し)
・SNSでの情報発信
・ブログやお知らせの定期更新
・Googleビジネスプロフィールの活用

特にブログやお知らせの更新は、検索エンジンに「活発に運営されているサイト」として評価されやすくなります。

問い合わせ数改善のアクション

問い合わせが少ない場合は:

・問い合わせボタンの位置や色の変更
・お客様の声や実績の追加
・よくある質問(FAQ)ページの充実
・料金やサービス内容の明確化

小さな変更でも大きな効果が出ることがありますので、一つずつ試してみてください。

継続的な運用で成果を最大化しよう

サイト運用で最も大切なのは継続です。

最初は思うような結果が出なくても、コツコツと改善を続けることで必ず成果につながります。

「毎月のレポート作成が大変」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、一度慣れてしまえば30分程度で完了する作業です。

そして、この30分の投資が、あなたのビジネスを大きく成長させる原動力になるんですよ。

まずは今回紹介した基本チェックから始めて、徐々にレポート作成に慣れていってください。

あなたのサイトが多くの人に愛され、たくさんの問い合わせにつながることを心から願っています!

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